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パラレルコンプレッションでサウンドコントロールの幅を広げる

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パラレルコンプレッションは、コンプレッサーを適用したサウンド(ウェット)と元のサウンド(ドライ)をミックスするテクニックで、ニューヨークコンプレッションとも呼ばれます。通常のコンプレッサーではアタック部分を圧縮しすぎて音抜けが悪くなる問題を解決し、アタック感を保ちながらコンプのまとまり感も得られます。トラックを複製して一方に強めのコンプレッサーを適用し、ドライとウェットのバランスを調整することで、より繊細で自然なサウンドコントロールが可能になります。

コンプレッサーのドライ/ウェットを組み合わせたサウンドメイキング

Compressor

ミキシング時に多用する「コンプレッサー」

音量の大きな部分を低減させ、小さな部分との差を少なくするというエフェクトです。
トラック音量のバラツキが少なくなると、安定感が増し、結果的に楽曲クオリティの向上に繋がります。

多くのトラックに対して、このコンプレッサーを適用していくことになります。

そこで問題となるのが「コンプレッサーのかかり具合」です。

ミックステクニック パラレルコンプレッション

多くの楽器で音量が大きいのはアタック部分です。
もちろん、この部分がコンプレッサーによる圧縮の対象範囲となります。

しかし、このアタック部分を低減させると、音抜けが悪くなってしまうため、
「サウンドが前に出てこない」「サウンドが暗くなる」などの弊害が出てきます。

この問題を解決するのが「パラレルコンプレッション」というテクニックです。
別名ニューヨークコンプレッションとも呼ばれます。

コンプレッサーが適用されたサウンド(Wet)と、元々のサウンド(Dry)をミックスすることで、
サウンドを繊細にコントロールすることができます。

それでは解説へ入っていきます。

パラレルコンプレッション 解説動画

YouTube動画への質問と回答の抜粋

ドラムバスにコンプ挿すのとは違うんです?


ドラムバスにコンプを適用すると、そのドラムサウンドに対してコンプの効果は100%適用されます。 この方法を用いることで、全くコンプが適用されないサウンドを混ぜることができ、コンプ適用のバリエーションを広げることができます。


パラレルコンプレッションの適用方法

ここでは、最も簡単な手順を解説していきます。

まず、コンプレッサーを適用するトラックを複製します。

ミックステクニック パラレルコンプレッション-1

次に、片方のトラックへコンプレッサーを適用しWetとして使用します。
コンプレッサーを強めに適用することがポイントです。

Rcomp

  • Attack : 早めに設定し、しっかりピークを抑えます
  • Release : こちらも早めに設定し、余韻を強調します
  • Ratio : 圧縮比率を高めに設定します
  • Threshold : コンプレッサーが深くかかるよう低めに設定します

準備はこれだけです。
あとはコンプレッサーを適用していないトラック(Dry)とのバランスをとっていきます。

ボリューム

  • Wetを上げていくと、太くラウドなサウンドになっていきます
  • Dryを上げていくと、よりナチュラルな感じに仕上がります

アタック感をしっかりと残しつつ、コンプのまとまり感も得られますので、
様々なバランスで試してみてください。

よくある質問

Q1. パラレルコンプレッションで使うコンプレッサーの設定はどうすればいい?

アタックを早めに、リリースも早めに設定し、圧縮比率を高く、スレッショルドを低めに設定して、コンプレッサーが深くかかるようにします。圧縮を強めに効かせることが重要なポイントです。

Q2. ウェットとドライのバランスはどのように調整する?

ウェットの比率を上げると太くラウドなサウンドになり、ドライの比率を上げるとよりナチュラルな仕上がりになります。楽曲のジャンルやトラックの特性に合わせて様々なバランスを試してみてください。

Q3. パラレルコンプレッションはどのトラックに効果的?

アタック感が重要なドラムやベース、ボーカルなど、音抜けを保ちたいトラックに特に効果的です。音量のバラツキが大きいトラックほど、このテクニックの恩恵を受けやすくなります。

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